誰でも簡単!初めてのマカロンで、最も簡単にマカロンを作る方法!
今回は、初めてマカロンを作る方や初心者の方に向けた内容で
お伝えしたいと思います。
出来るだけ、簡単に作る為、今回は、ラピッドマカロンを使ったマカロンの作り方を紹介します。
最初の1回目に失敗をすると、やめてしまう人が多いと思います。
だからこそ、出来るだけ簡単に作って、出来る限り成功率を高めて、
マカロン作りの楽しさや、難しさを楽しんでほしいと思います。
マカロンを作る場合、大きく分けて2つの工程がある
- 外側のマカロンコックをオーブンで焼いて作る
- 内側のクリームやジャムを作ってマカロンコックに挟む
マカロンコックとクリームはどちらを先に作るかは自由ですが、
本来マカロンを作る時は、クリームは固まるまで時間がかかるので、クリームを先に作ることがオススメです。
しかしながら、初心者は、マカロンコックで失敗する可能性が結構高いので、まずはマカロンコックを先に焼いてみて、
フィリングが挟めるほど良い出来具合だったら、フィリングを作りましょう。
しかし、みなさんは気持ち的に先に作りたいと思う方から作れば良いと思います。
それはどちらでも好きな方で良いと思います。
最初に作るマカロンのフィリング(中身のクリーム)は?
又、一番初めのマカロン作りでどんなクリームを入れるか、何色にするかも自由ですが、
おそらく大体の人がピンク色のいちごのマカロンかバレンタインデーなどのチョコレートのマカロンから始めるかと思います。
- いちごのガナッシュ
- ビターチョコのガナッシュ
最初は、最も成功し易い、チョコレートのマカロンから始めることで、失敗してもフォローし易いことからオススメします。
マカロンの用意する材料
- ラピッドマカロン50gがあれば◎ 無ければ、卵(卵黄は使いません)、卵白のみ使用します(常温が良い)
- アーモンドプードル(アーモンドの粉)50g
- グラニュー糖50g(ラピッドマカロンがあれば不要)
- シュガーパウダー(粉糖)50g
- ココアパウダー(チョコの場合)5〜10g
- ブラックの板チョコ 1〜2枚 50〜100g
- 生クリーム(出来れば動物性(植物性でも可))1パック
ラピッドマカロンとは、
乾燥させた卵白と、グラニュー糖と安定剤等を混ぜた粉で
水を足して混ぜるとメレンゲができ、
気泡の安定剤が入っているので気泡を潰すマカロナージュも、ぶっちゃけ不要で(っていうか、できない)
要するに、簡単にマカロンが作れる超絶便利な魔法の粉。
時間も早く作れるし、失敗が少なくなるのでとってもオススメです。
あとの材料は、スーパーや100均などで入手できるでしょう。
最初なので、極力コストは安めで考えてます。
ラピッドマカロンは大型スーパーか業務用食品スーパーなどに置いてあったりします。
必要な道具
- オーブンレンジ(トースターでも、温度調節できるならOK)
- オーブン用の天板
- ハンドミキサー
- ザル(粉類をふるうのに使う)
- ボウル(レンジでチン出来るヤツだとチョコやバターを溶かしたりに便利)
- ゴムベラ(100均にあります)
- クッキングシート
- 絞り袋と口金(100均にあります 口金付きを買うと良い)
- 泡立て器(100均にあります)
- ラッピング袋(100均にあります)
最初は、まずこのくらいかな?
何回もチャレンジするなら、シリコンマットやcotta のオーダーメイド天板、製菓用のボウル、
マカロナージュ用の大きいボウルとカードと呼ばれるプラスチックのヘラ等、アレやコレが要りますが、それはまた後ほどの話にしましょう。
オーブントースターで焼きたい場合は、こちらの関連記事を参照ください。
マカロンコック(外側)を作る
マカロンコックの分量の基本は、
卵白:アーモンドプードル:砂糖(粉糖+グラニュー糖)の比率が1:1:2であること。
ラピッドマカロンは卵白:グラニュー糖比が1:1と考えると
ラピッドマカロン:粉糖:アーモンドプードルが1:1:1になるようにグラム数を測る
水の量はラピッドマカロン50gの時、水34g(ラピッドマカロン100gの時、水は65g)
なので、分量はとりあえず、
- 粉糖50g
- ラピッドマカロン50g
- アーモンドプードル50g
- 水34g
- ココアパウダーは5g〜10g(あまり多いとシミができるかも気持ち少なめで行きましょう)
ラピッドマカロン(マカロンミックス)に水を加えてメレンゲを作る
ラピッドマカロンで、メレンゲを作る場合は100gの場合、
それ以上やり過ぎるとマカロナージュの粘度が強すぎて、混ぜる手が死ねるので注意
ラピッドマカロン50gだとハンドミキサーの時間は5〜6分以下が目安かと思います。
メレンゲの先端のツノがピンピンに立つくらい混ぜるとやりすぎです。
ツノがお辞儀する位で良いやり過ぎてマカロナージュで固すぎて失敗した!と思ったら、卵白を泡だてずに、
小さじで粉と水を少し足してあげると良いかも。
ラピッドマカロンの分量は?
ラピッドマカロンで作る場合、自宅のオーブンレンジの要領に合わせてグラム数を測ります。
ラピッドマカロン1kgで買うと、裏面には100g時の分量が書いてありますが、そのままの分量でも結構ですが、
オーブンが小さい場合や、失敗する事を考えると、最初は半分の50gから始めると良いと思います。
ラピッドマカロンが無い人は、MLサイズの卵を1個、卵黄と卵白に分けてください。
それで35g〜45gくらいの卵白が取れます。
その取れた分量を測って、卵白:アーモンドプードル:(粉糖+グラニュー糖)が1:1:2になる様に分量を決めましょう。
もちろん、卵MLサイズを2個割って50gに合わせても良いです。
その卵白とグラニュー糖をハンドミキサー高速で混ぜ合わせてメレンゲを作ります。
ハンドミキサーを使って混ぜる
マカロンミックス(ラピッドマカロン)を使わない場合は、
メレンゲのツノがピンと立つまでしっかり混ぜます。
(グラニュー糖:シュガーパウダー比は人それぞれですが、とりあえず1:1で良いと思います。)
ハンドミキサーの時間は卵白2個位で高速で7分位が目安ですね。
次に、シュガーパウダー(粉糖)とアーモンドプードルとココアパウダーを一緒にザルで1〜2回混ぜて振るう
アーモンドプードルや粉糖の玉が無くなるくらいに2回くらいザル振るう。
(濾し器等だと目が細か過ぎてアーモンドプードルが詰まってしまうのでムリです。ザルでいいです。)
次に、作ったメレンゲにその混ぜた粉を入れて、混ぜる
まず、ゴムヘラで縦に切るように、下からすくい上げてメレンゲの気泡を潰さないように混ぜ合わせていく(ひたすらひたすら切る感じ)ゴムベラで切るように混ぜること。
泡立て器不可!
マカロナージュする
ここで、マカロナージュって、何? と思いますよね。
あえて気泡を潰して、少なくする作業のこと。
マカロナージュは少なすぎず、やり過ぎず、絶妙な加減が求められます。
マカロナージュ | 少なすぎる | 多すぎる |
ピエ | 内部気泡量が多すぎて、ピエは出るけど、トップが耐え切れず、ヒビ割れるかも | 気泡量が少ないので、高い温度じゃないとピエがでない可能性がある |
ツヤと外観 | リボン状に落ちない場合、絞ったときにツノが残る。リカバリーするならつまようじでツンツンする! | 垂れて広がり過ぎる 保形性が無い 隣とくっつく 厚みが無くなる 薄っぺらいマカロンになる |
空洞化 | 内部気泡量が多いので、膨張し過ぎると空洞化し易い。また、温度によるけど、底浮き型になりやすい | 内部気泡量が少ないので、膨張性が低く、空洞化しにくいが、ピエも出にくい。オーブン温度を上げればピエは出るかもしれないが、焼け色が付く可能性が高い |
ボウルに生地を押し当てて、マカロナージュすると、
生地にツヤが出てトロ〜としてきます。
生地が途切れることなく、リボン状に落ちる状態になったとき、
それを絞り袋に入れて絞るのです。
本当は大きいボウルでカードに持ち替えてボウルの底に押し当てて、
トロミが着くまで混ぜるのですが、1回目のマカロンは、量も少ないので、
ゴムベラでボウルに面で押し当てる様に、潰していきます。
ちなみにこれは、通常のマカロナージュなんですが、
ラピッドマカロンの場合は不要です。
ラピッドマカロン(ラピッドマカロン)はマカロナージュが不要
というか、ラピッドマカロンの裏の説明書にハンドミキサーを使うと書いてあります。
ラピッドマカロンは粘性多糖類(安定剤)が入っているので、
マカロナージュしてもいいですけど、しても良く分からないことを実感するだけだと思います。(笑)
で、マカロナージュしたら、出来た生地を絞り袋に入れる。
11mmくらいの広めの口金があると良い。
(100均の絞り袋を買うとプラスチックの口金が付いている場合があるので、
それをカッターで切って口を広げれば良いです。)
ラピッドマカロンは、
絞る前に空のオーブンレンジを140度余熱に設定、
スタートして10分くらいオーブンを温めて空炊きしておく
オーブンシートに垂直に持って、等間隔に絞っていく(絞ると広がるので少し間隔は広く取る)
ラピッドマカロンだと乾燥は不要です。
(乾燥させても良いけど、そもそも水分量65%と通常の卵白よりも少ないので、あんまりしない方が良い気がします)
オーブンでマカロンコックを焼く
では、マカロンをオーブンで焼きましょう。
焼き温度は家庭用の電気オーブンレンジだと140前後で15分が目安
(プロの業務用は160度以上を使うらしいけど、家庭用だと出来なくはないが、難しいです。)
とりあえず、
ラピッドマカロンの裏面の作り方の通り140度14〜15分焼く
(それ以上焼くと焼き過ぎて、クッキーみたいに硬くなるかも)
150度なら12〜13分くらいが目安
160度なら11〜12分くらいかも(←焼け色が付くかも)
余熱後、オーブンスタートし、5〜8分くらいするとマカロンは膨らんで、
表皮が固まり、ピエ(脚の意味)が出ると思います。
そしたら一瞬オーブンの扉をサッと開けて(マカロン内の膨張ガスを抜く。)
天板を180度回転させて戻して再スタートで予定通り15分まで焼く。
15分経ったら、すぐに出しても良いが、焼きが甘いようなら5分くらい電源OFFにして庫内で待機させると底面が焼かれてオーブンシートから剥がし易くなる。
焼き終わったら、粗熱が取れるまでオーブン外で10〜15分くらい待つ。
オーブンシートからマカロンコックを剥がす
オーブンシートから剥がれ難い場合は、冷蔵庫か冷凍庫へ5分くらい入れておくと固まって剥がれ易くなる。
マカロンコックの作り方、流れは こんな感じかと思います。
中身のクリームの作り方
マカロンコックが完成したら、次は、中身のクリームを作ります。
中身のクリームは、板チョコと生クリームでガナッシュを作る方法が、最も簡単です。
作り方を詳しく記載していますので、こちらを参照ください。
ちなみに、いちごのガナッシュを作る場合は、
- いちご(または、冷凍のストロベリー、ストロベリーピューレなど)
- いちごジャムでもOK(甘いけど)
- ホワイトチョコ
- 生クリーム又は牛乳少々
- レモン果汁100%
簡単に作るなら、
- いちごジャムをハンディブレンダーで混ぜて果肉を細かくする
- ホワイトチョコをレンジでチンして泡だて器(マドラー)で混ぜる
- レモン果汁といちごジャム、ホワイトチョコを混ぜ合わせる。
- 冷蔵庫に入れて冷やして保形性を見る
- 保形性が強い過ぎるようなら、少し温めた牛乳又は、生クリームを足す
- 絞り袋に入れて、マカロンに絞る
- マカロンコックを2コイチして完成
ホワイトチョコと生クリームの比率に注意
ちょっと難しいけど、バタークリームもおすすめです。